オタクは語りたい：Assassin′s Creed Odyssey

明けましておめでとうございます。昨年はお騒がせしました。お世話になりました。

本年もよろしくお願いいたします。

冬休みを利用して一気にやり切ったアサシンクリードオデッセイについて色々書いていきたいと思います．買うか迷ってる方，PS4持ってる方の参考になればなと．最初にシステム面，次にストーリー，最後に総評といった風に書いていこうかと思います．

そもそもアサシンクリードシリーズをやったことのある方はいらっしゃるでしょうか．

アサシンクリードはUbisoftの代表シリーズでアサシン教団と古き結社との戦いを描くゲームシリーズです．古き結社の名前は各作品(時代)で変わり，有名な所ではテンプル騎士団でしょうか．今作では「コスモス」と呼ばれます．

アサシンと聞くとやはりステルス，ひっそりと近付いて一撃で敵を屠る，といったイメージがありますし過去作はほぼそういったゲームになります．しかし前作から大幅にゲームシステムが変更されています．レベル制，ダメージ表記，ハクスラ要素も多くアクション制の強いゲームに変わっているかなと思います．

今作も前作の流れを踏襲し，アクションより．そしてRPGよりです．

戦闘は相手の攻撃タイミングに合わせてパリィから反撃といった最近のアクションゲームによくある感じ．武器も直剣，短剣，槍，棍棒，弓など多様で，毒，炎等の状態異常もあり，アクション好きの自分も飽きないものでした．

レベルアップ毎に貰えるアビリティポイントをスキルツリーに割り振っていくのもよくある感じでゲーム慣れしている方であれば馴染みあるものでしょう．そのスキルツリーも3つに分かれておりハンター，ウォリアー，アサシンの三種類，それぞれ弓，近接，隠密のアビリティを得ることでゲームを進めていくうちに最善の戦い方というのも変わってきます．

また，戦闘以外のシステム面でも面白い要素があります．最近流行りのオープンワールドゲームではありますが他のゲームにはあまり見られなかった点が一つ．

探索モードというモードが存在します．

オープンワールドゲームにはよくあるガイド．この方角に目的地がある，近くにはこういったアイコンの施設がある等のガイドが無くなり，プレイヤーは例えばNPCとの会話から目的地はここから北である，山の麓である等の情報を手に入れて手探り状態でゲームを進めていくことになります．このモード，ゲームの快適性は大きく失われるがゲームの没入感というものはより得られるだろう……いや自分にとって快適性の方が重要だったのでこのモード適用してないのでわかんないんですけどね．

ゲームの快適性と没入感．どっちを取るかは人の好みによるところでどちらも選べるのがこのゲームの良い点．

この点においてRDR2とFO76の2作品より前に発売してるのが面白いところかなと思います．

一方で前作から引き継いだオープンワールドで今作の劣る点が一つあります．

それは移動について．前作の舞台はエジプト．今作はヨーロッパ．大きく違うのが船を使った海の移動があるかどうかです．オデッセイというだけあり，今作の移動は海を渡ることも少なくない．そんな中で馬を使い，船着き場に行き，船に乗りまた馬を使い…というのは少し煩しく感じました．前作は陸路続き，かつ馬はオートで目的地に向かわせることも可能でした．今作でもその機能はありますが海を挟むとなると使えないため移動が少々面倒かなと思います．

さて，次はストーリー面．

何よりシリーズ初のマルチエンディング．ストーリー中の選択がエンディングに影響します．

ただ一方で前作に劣るなという面が多いのがこのストーリーでした．なにより主人公，「鷲使いのアレクシオス(カサンドラ)」が旅に出た理由が弱い．そして家族が大きなキーワードになるのですがそれを滅茶苦茶大事にする主人公に対して感情移入がしにくい．

前作のオリジンズでは主人公「シワのバエク」は子供を殺された復讐という大きな目的があった．今作で主人公は小さな頃に家族と離れ離れになり，そのまま青年にまで成長します．小さい頃以来会ってない状態でそこまで家族に執着するのだろうかという疑問が違和感となり最後まで残りました．

そして1つ．アトランティスエンドというものがあります．もしやっているのにこのエンドを見てない方がいたら是非見てほしい．ロマンの詰まった興奮必至のエンドです．是非．

そして一番惜しいなと思うのがアサシンブレードが出てきません．というかアサシン教団がありません．アサシン教団設立の話を描いた前作オリジンズの舞台は紀元前49年．今作は紀元前431年．そもそもまだアサシン教団が設立されていないのです．一方で結社はあるのですが．

長々と書いてきましたが総評するとオープンワールドのアクション，RPGが好きな方は是非是非やっておくべきかと．戦闘が楽しい，冒険が楽しい．そして大ボリュームのメインストーリー，サイドクエスト．前作において有名になったUbisoftの時代考証の正確さ(ピラミッドの隠し部屋をUbisoftが考えゲームに実装した所，実際のピラミッドにもあったとかいう)．紀元前431年のギリシャを縦横無尽に駆け回る楽しさは言い表せません．オープンワールドを多く作り出してきたUbisoftの流石といわざるを得ないゲームプレイ，高い完成度を誇っています．

というわけでアサシンクリードオデッセイの感想でした．

さて次はどのゲームをやろうかな．