雨宮天The Only Sky 日本縦断 福岡公演を振り返って
雨宮天The Only Sky 福岡公演お疲れさまでした!
この旅、こんなに楽しくて良いのだろうかと。
そう思える公演でした。
で、まぁ前回と同じようにライブの感想は他の人に任せるとして。
需要があるかわからない旅行記を書いていきます。
前回と違って時系列順に。
日本縦断1日目
前日に指宿まで来ていた。テント泊だったのだが、まぁ暑い。
個人的にはテント泊は時間が勝負。日が昇りきってちょっとするとテント内は地獄と化す。7時になったら終わりと考えていい。
そんなこともあって急いでテントから這い出す。友人を見るとまだ寝ているらしい。
ああ…あいつら死んだな…
そんなこんなで無事に(?)一日目がスタートする。
指宿から根占にフェリーで向かい、佐多岬まで走って日本縦断スタートである。
フェリー内で同じ日本縦断をしようとやってきた大学生と会う。
ちなみに知り合いで日本縦断をやっている人は15人ほど。
大学生、日本縦断しがち。
その手があったか…賢い。
そんな楽はさせないぞと後輩に絶対に教えないと心に誓いつつ佐多岬までの道を走る。
噂には聞いていたが坂しかない…
どれくらい上ったろう…どれくらい下ったろう…
絶景はもう見飽きた…
とか思いつつ。
到着!
このモニュメントの100mほど上ったところに休憩所があった。
無料のアイス(じゃんけんで負けた友人は三人分払ってた)。格別である。
ノートがあったので記入。
ようやくスタートなんだなと心が躍る。
上り基調でも下り基調でもない。
帰りも息を切らせながら上ることになる。
途中……
めっちゃ煽りよる。
スーパーで 飯を買って外で食っていると隣の農協の人が中に入れてくれた。
クーラーが聞いた涼しい部屋。
日本縦断の件を話すと驚いていた。こちらが驚きである。
佐多岬なんだから同じようなことする人みんな来そうなのに…
また、ジュースとお菓子も頂いてしまった。
この後も幾度となく差し入れを道中頂くことになりました。なんならライブ会場でも。
ありがとうございます。
正直道中で差し入れをくれる人には口が裂けてもライブにいくために頑張ってるとか言えない……
途中、宮崎の方面に行く友人と別れ、ついに一人旅に。
即座にスピードを落とす。
一人になると甘えが出てくるのはいいのか悪いのか。
ぐだぐだと走りながら霧島へ向かう。
夜も更け、道中警察に二回ほど声をかけられた。
看板を見ると大抵態度が変わる。
僕が看板を作った理由の一つでもあった。浮浪者と間違われないようにするため。
効果はあったみたいだ。
霧島へ着いたのは深夜2時ぐらい。走行距離は160kmほどであった。
2日目
とある理由で中2日空けての2日目。つまり明日が福岡公演。やばい。
とはいえ急いだところで足が削れるだけ。
自転車乗りならわかると思うのだが巡行(実際に走るスピード)を2㎞/h上げるだけで大きく負荷は変わってくる。巡行30㎞/hと28㎞/hの差は大きい。
だが実際に走った際、平均速度は大して変わらない。信号待ち等で2㎞/hの差などすぐに消える。ついでに負荷の大きいほうが休憩も増えるし伸びる。
だから僕は頑張らない(その理由をくどくど述べただけ)
そんなことを朝っぱらから思いながら鹿児島空港への道を上る。ギアを一番軽くし、カラカラと足を回す。大した運動じゃないのに汗が滴る、そんな季節。
というかなんでこうも坂が多いかね、鹿児島は。
僕は山が好きだったのに……と書こうとして気づいた。
山は好き、峠は好きだが坂が嫌いなのだ(支離滅裂な発言)
簡単に言うと、頂上へ上ることを、越えることを目標としては登れるが目的地までの道中にあるのが嫌なのである。
なるほど、ブログを書きながら合点がいった。
わかる人も少なくない…はず。
川内川付近のコンビニで休憩していると目の前を似たような装備の旅人二人組が走り去っていった。
……戻ってきた。
同じ日本縦断中のりみっく君である。
TrySailマークだ。
しかしまぁTrySail好きで日本縦断が被るとは。
奇妙なこともあるものである。気づいたときは結構笑った。
四方を山で囲まれた町でエンカ。これもまた変な話だなぁ。とか思いつつ。
ある程度の情報交換をして別れる。
くそほど長い坂を上っていると後ろからまた現れた。せっかくなので後ろにつけさせてもらおうとするが、早くてついていけなかった。
圧倒的な貧脚である。
上る。まだ上る。登坂車線が現れた。地獄か。
ほどなくして登坂車線が終わるという看板が見えてくる。
ああ、終わりか、と思ったらトンネル挟んでなんかまた始まったんだが?
これだから登坂車線は嫌いなんだ。登坂車線の終わりの看板が頂上と一致しない。
その点県境、市境の看板は推せる。山や川などの理由から境が引かれることが多いので峠の終わり、坂の頂上を正確に教えてくれる。
というわけでこれである。
熊本県。
入って即座に下りが始まり、得た標高を秒で0にしていく。
ああ、また上らないとなぁ。とか思いつつ。
降りてすぐに昼食。水俣ちゃんぽんというのがあるらしい。
せっかくなので…
優しい味!あと塩味が体に染み渡る!
とか言ってると時間がないことに気づく。熊本で行きたいところがあったのだ。
もうすでに疲れていた体に鞭を打ち、ひたすら走る。
ラストオーダー5分前に到着!
ごめん。絶対迷惑だよね。俺がバイトだったらめっちゃやだもん。
ごめんなさい、ごめんなさいと内心で謝りつつ、お目当ての
熊本ラーメン!以前来たことあったのだが、忘れられなかった店。
言わずもがな。旨い。
というわけでこの日も終了。なんとか福岡公演に間に合うレベルまで持って行けた。
170㎞、2400upとかいうえぐいログを残した。
3日目
福岡まで残り110㎞地点からのスタート。1日で漕ぐ距離としてはまぁまぁではあるんだが何分18時にはついていないといけない。
この日の暑さが異常だった。前2日はまだよかったと思えるレベル。
おそらく日光が出てるかどうかが大きい。じりじりと焼けるような暑さ。
ついでに日焼け、というのもしっかり体力消耗に手を貸してくる。良いことがない。
浴びるように水を飲みながら進んでいく。
正直午前中は無心で漕ぎすぎて記憶がない。
昼頃、鳥栖市に入った。佐賀県に入るんだーとか思い、コンビニで休憩していると
……すみません、雨宮天さんのライブ行かれる方ですか?
嘘でしょ。ブログ書いてる時点でライブ関連で道中声をかけられたのはこれしかない。
こんなことってあるんだなぁ。
昼飯をどうしようかと考えていたらあるお店を見つけた。そう、あれだ。
…多くない?いやめっちゃうまいけど。
なんかトッピング2つつけると大盛になるらしい。
もちょはこれにご飯もつけて食べてるのか……どうなってるんだ…
というわけでお腹がいっぱいになり運動したくなくなった。良くない。
ついでに向かい風が強くなった。泣きっ面に蜂。
そういえば自転車乗りが走るのに国道3号線はおすすめしない。
あんなの高速道路みたいなもんである。死にたくなければやめとけ。
というわけで命の危険にすら晒されながら漕ぎ続け…
到着!
17時。物販は終了してた。というか欲しかった会場限定Tシャツは売り切れてた。
泣きそう。
とはいえ突然の2日のロスがあってもなんとかなるものだ。
もう2度としないけど。
福岡公演を無事に終え(脚は痛かった)、もつ鍋!
9連番!まさか縦断中にこんな大人数で飯を食べることになるとは。
ありがたい。縦断中一人でもつ鍋を食った友人に自慢したい。
というわけで福岡公演にも間に合って3日目無事終了。走行距離120㎞。
というわけで福岡公演編でした!走行ログとか上げたいんだけどネカフェだと面倒なので家に帰り次第更新しときます。見たかったら
フリー@雨宮天 The Only Sky 神戸 (@freecell1003) | Twitter
見てね。
さて、次は神戸でお会いしましょう!!